GalleryⅠ
C邸 眺めの良いロケーションを生かし,至福の時を過ごすテラス
DIYの続きデザインする
C様邸のお庭は、雑木林に隣接しているため、身近に自然を感じられます。さらに、開放的な空と一緒に遠方の里山の景色も満喫できる恵まれた環境です。
お庭づくりを始めた当初は、伸びやかなアールのデザインラインにより、広い芝庭のエリアと菜園エリアを区分けしました。
しかし、雑木林により日陰となる部分に植えた野菜の生育が悪かったため、年間を通して一日中日照が確保できるエリアに菜園を限定し、DIYで菜園用の花壇をつくられました。
以前菜園だった場所が取り残されることになり、そこにくつろげるテラスをつくりたいとのご要望を頂きました。
拝見すると・・・
そこからは、建物内からは見ることのできない抜け感のある素晴らしい景色が広がり、まるでテラスをつくるために、最初から用意されていたかのような場所でした。
ご自身で植えたヒメシャラの足元も菜園花壇と連続性を持たせたデザインでDIYされています。
以前、菜園だった場所は雑草に占領され、除草してもあっという間に元の木阿弥に。
既存の構造物や植栽をいかしつつ、菜園花壇と敷きレンガの色や質感を考慮して、違和感なく既存のものと溶け合うデザインとなるよう配慮しました。また、肌寒い季節に設置したいアウトドア用のストーブ等のスペースを想定し、十分な広さを確保しました。
素晴らしい景色です。
C様がしつらえたオーダーメイドのテーブルは、長時間座っても疲れないよう、天板を低くめに設定されたそうです。
丸い部分を取り外すと七輪が入り、焼き物もOK!
そして、休日の朝は、雑木林から聞こえてくる鳥の声を聴きながらコーヒーをいただく至福の時間。
ご自宅にいながら特別な時を過ごせる、贅沢な空間が完成です!
木々と菜園に囲まれた居心地の良いテラス。
人は、何かに囲まれていると安心感を得られます。
テラス周りに植栽した草花が成長すると、さらにその空間が豊かになるでしょう。
菜園に植えられたネギがモダンなオブジェの様に見えます。
お手入れの行き届いた芝。
落ち葉と光の陰影が絵になります。
左 既存のレンガアプローチから飛び石、そしてテラスへと景色が移り変わります。
右 テラス周りに植栽した宿根草。四季折々に開花を楽しめます。
栃木県宇都宮市 C邸
施工 秋澤栄佑商店
植栽 OTONOHA
デザイン・設計 OTONOHA
Y邸 既存のオープン外構にプライベート空間を生み出し、生活の質を高めた外構デザイン
Y様のご要望は、ローメンテナンスな庭にしたい。リビングでの居心地をよくしたい。バイクの置き場を確保したい。の3つでした。
Y邸は平屋のため洗濯物干が接道から目立つところにあります。
ご要望に加え、外部の視線を気にせず洗濯物を干せるスペースを確保することをご提案させていただきました。
プライベート空間をつくるための目隠しスクリーンの素材や設置位置を慎重に検討し、室内からの眺めが窮屈にならず伸びやかな景観と自然も楽しんでいただけるよう、デザインを心がけました。
写真上はリフォーム前
植栽スペースと芝エリアを明確に分けることで芝のメンテナンスを楽にし、流れのあるデザインに仕上げました。
植栽は下草も含め数十種類植え込んであります。その根元には、雑草抑制と地温調節のためマルチングを施しました。
写真左下植栽
マルバノキ コクチナシ シロタエギク ラブラドリカ シラン クリスマスローズ スギゴケ クロッカス
アキシラリス
写真右下植栽
シラキ ミツバツツジ アセビ シロヤマブキ ラブラドリカ カンスゲ
写真右上は室内からの眺め。
目隠しスクリーンと生垣で外部からの視線をカットしています。
‘カーテンを開けたままでも外からの視線が気にならず、カーテンを閉めないことで部屋の中も明るく開放的になりました。‘とY様からご感想をいただきました。
窓の近くに設置したスクリーン両面には、木々や草花を植栽し、奥行き感を演出。
建物の近くに植栽すると、木々や草花を通して届く光に季節の移ろいを身近に感じられます。
また、伸びやかな芝の流れに視線が移れば開放感を感じていただけるのではないかと思います。
駐車エリアからお部屋へショートカットできる動線を確保しました。
手前スクリーン後ろは物干しスペースになります。洗濯物が気になりません。
写真上は、タイルテラス周りのリフォーム前
リビングに広がりを演出するため、建築時に設けられたタイルテラス。
暮らしてみると、外からの視線が近くカーテンを閉めたままになってしまい、開放感を感じることができなかったそうです。
リビングからの視線は、窓に対して斜めに道路方向へと通るため、スリットのあるスクリーンデザインを採用しました。
スリット幅の寸法を調整して、外部からの視線を完全にカット。
カーテンを閉めなくてもいい開放的な居住空間を確保することができ、建築当初のコンセプトを達成することができました。
また、玄関に近い場所でもあるので、エントランスとしての役割を持たせたデザインを心がけました。
景石が泉と水の流れを表現しています。
水やりや雨で石のくぼみに水がたまり、それが流れ落ちるのを楽しんでいらっしゃいます。
石を据えることで一つの物語が生まれ、その空間が意味あるものになると感じます。
照明器具はすでに設置されていたものですが、スクリーンを設置したことで光が拡散しダイナミックな夜の景観をつくり出しています。
外構施工 秋澤栄佑商店
造園施工 川出造園
デザイン・設計 OTONOHA
K邸 プライベート空間を確保しつつ、自然との一体感を実現したガーデンデザイン
前面道路との仕切りをしっかりとスクリーンで整えつつも、程よい抜け感を確保。
お庭の植栽が数年後には外から見ても存在感を増し、緑がお好きな施主様のお力も加わり、豊かなお庭へと育っていくことでしょう。
これからが大変楽しみです。
写真右は施工前
建物側に木を植えると奥行きのない平坦な庭に奥行き感を感じられます。
デッキ床面に緑陰が映し出され、視覚的にも涼しそう。
デッキでくつろぎたくなりますね。
写真右は施工前
石を据えると庭全体に流れが生まれ、木も下草も生き生きしてきます。
今後、植える下草も植え場所を決めやすく、庭づくりが楽しくなります。
建物から見た景観。
外からの視線を気にすることなく、カーテンを開けたままの生活になりました、とK様。
スクリーンを建物内装と同色にすることによる建物室内と庭の一体感を得られ、広がりも感じられます。
また、室内からデッキそして庭へと視線が誘導されます。
スクリーンで背景をしっかりつくることにより庭が美しく見え、庭の完成度が増します。
塀(スクリーン)は目隠し効果だけではない重要な役割があると考えます。
施工後1年のお庭の様子です。
当初植栽した下草に加え、庭主様が新たな草花も植えてくださっています。
お庭の管理も行き届き植物がすくすくと育っています。
とてもいい感じです。
栃木県宇都宮市 K邸
外構施工 秋澤栄佑商店
造園施工 川出造園
デザイン・設計 OTONOHA
*W邸 イージーメンテナンスでつくる癒しの庭
7年経過した自然石やデッキ材の経年変化。味わいが増したアンティーク感が良いですね。
建物の丸窓から見た前庭。
室内から見ると、まるで森の中にいるような感じがしますが、実はほんの少しの樹木と下草が植えてあるだけです。
シラキにかけた巣箱の中にはシジュウカラのヒナが‼
*F邸 和モダンな外構デザイン
当初、施主様がイメージされていたものを基盤とし、それをデザインに取り入れ具現化しました。
駐車場から玄関へのアプローチに大谷石を採用。ハイゴケを植栽することにより石の存在感が際立ちます。
また、コケからナツハゼ、そしてアオダモへと緑がつながり、エクステリアすべてに一体感が生まれ,視覚的にも自然と玄関へ導かれます。
殺風景になりがちな建物北部分に和モダンな庭をデザインすることにより、癒しの空間と機能を兼ね備え、豊かな外構となりました。
写真下 完成直後の様子
写真下 施工後数年経過
久しぶりにお邪魔させていただきました。
庭主さんが設置してくださった自動潅水のおかげでハイゴケが良く育ち厚みを増していました。
その他の植物の生育もよく、植物をかわいがってくださっている優しさが伝わってくるお庭で、大変感激いたしました。
ありがとうございます。
写真下右は、玄関ポーチを延長し洗い出しテラスを増設。玄関ドア前に広いスペースが確保でき、郵便物や宅配ボックスの荷受けが楽になります。さらにナツハゼを植栽し、しっとりとした空間を演出しました。
前面道路に面した前庭は、住まい手の個性を表現する場所です。
植物が少しあるだけで街並みに与える影響は大きく、建物と街を自然につなぐ存在になります。
写真下 植栽から数年経過した様子
*Y邸 外構のリフォーム
駐車スペースを庭に取り込んだ外構デザイン
以前は大谷石の塀で囲まれた重厚感のある外構でした。
駐車スペースを広く確保し、ご来客用のスペースは木々で囲みお庭の一部のような演出をしました。
大きな門袖は、建物とのバランスをとるだけではなく、テラスでくつろぐ時の外部からの視線を遮る役目も果たしています。塀を解体した大谷石を再利用して園路をつくりました。
敷地が平坦で特徴がなかったため、園路や駐車場に角度をつけてデザインに動きを持たせました。
植栽の配置が自ずと立体的になり、広がりのある空間に仕上がりました。
サイクルポートに向かう園路沿いには、Y様の植えられた草花がたくさん育っています。
このエリアは夏の強い西日が当たらず、植物にとても良い環境です。
できる限り、植栽スペースは様々な日照環境に確保してあげると、エリア別にいろいろな草花が育てられ楽しいですね。
*S邸 自然素材でつくるナチュラルな外構デザイン
車3台分の駐車スペース確保、そして門袖の素材のご指定とアプローチに大谷石を使いたいとのご要望をいただき、
ゾーニングとその他素材の選定をさせていただきました。
ゲスト用の駐車スペースは、アプローチ部分を含めての使い勝手とし、おおらかなアプローチをとりました。
また、前面道路側に門袖と植栽を施し、奥行き感のある外構デザインに。
アプローチ素材には、存在感のあるベルギーのベルジャン路に使用されていた花崗岩を採用。
門袖から玄関に向かう園路は、大谷石に入れ代わり、駐車スペース後ろのミニガーデンへと繋がっていきます。
門袖脇に設置した照明の光が、”ベルジャンに反射してとても綺麗。気に入ってます!”とのお話を伺い、
五感でお庭を楽しんでいらっしゃることを嬉しく感じました。
ベルジャンとご実家から頂いたアンティークの大谷石でデザインしたアプローチ。
竣工から3年経過していますが、当初より素材の味わいが増し、手入れの行き届いた植栽と馴染んでいます。
年月を重ねるごとに美しくなっていく外構です。
大谷石の間に緑を入れると石の存在感が増します。
*I邸 自然を再現したガーデンデザイン
田園風景の中に佇むO邸。
この敷地条件をいかしたデザインにより、伸びやかな景観と自然との一体感が生まれました。
敷地形状が平坦でも、植栽を建物側に寄せることにより立体感のある庭に。
また、室内でも植物を身近に感じられ、さらに手前にあるもの腰に風景を見ることにより奥行きを感じられます。
芝生が川の流れとなり、隣地の田に溶け込んでいくようです。
この流れの演出は、景石の効果によるもので、芝のラインだけではつくれません。
”自然の中には石がありますよね。石を使ってみたい!”とのO様のご要望からスタートしたデザインです。
モミジの木陰がくつろぎのスペースに。
株元には景石と下草で水辺の景観を表現。(写真真中)
年月と共に、石は自然な風合いを増し、加えて下草も育ち、庭すべてが溶け合い自然な庭へと成長していくでしょう。
奥様が植えてくださった下草。
背景に石があると草花が引き立ち、後から植え込む草花の配置が決まりやすくなる利点も。
*O邸 伸びやかな芝庭とシェードガーデンを合わせ持つ、旗竿地の外構デザイン
旗竿地の敷地特性を持つO邸。
この特性を生かし、車の取り回しを第一優先に考えた上での庭のゾーニングがデザインのキーワードでした。
庭を分散させて異なる景色を楽しみ、季節や過ごし方によりお庭を使い分けていただける外構デザインとなりました。
デッキに腰かけた時、隣家との目隠しにもなる門袖。
竣工してから2年後に伺いましたところ、O様がナツハゼ手前に水鉢を設置されていました。
写真上左の下草も大きく育ち、風に揺れている葉が心地よく感じます。
"この場所は、風が抜けて気持ちよく、夕涼みしてます!”とO様。
日々の生活の中でお庭を楽しみ、育まれていらっしゃるのを大変うれしく思いました。
敷地の特性上、庭の前方に駐車スペースを確保しました。
駐車していない時にお庭との一体感を得られるようデザインに配慮しました。
*A邸 菜園とシェードガーデンと芝が溶け合うガーデンデザイン
A様との出会いは、エントランスとお庭のプランニングのご依頼をいただいてから10年のお付き合いになります。
当初から楽しまれていた菜園ですが、周辺の環境の変化により日照条件が変わってしまいました。
ガーデンリフォームのご要望は、菜園の移動、芝生エリアの縮小、自転車置き場の設置でした。
菜園を建物側へ移動し、日影になった場所をシェードガーデンに変更。
加えて、芝部分を縮小してくつろぎスペース兼自転車置き場に。そこから繋がる園路からシェードガーデン、そして菜園へと流れるように景色が移り変わるようゾーニングを考え、全体が一つの景観となるようデザインしました。
また、それぞれのエリアを明確にして、お手入れを軽減する機能性も確保しました。
ゾーン分けしながらも、それぞれの景観が流れを持ち、全体が一つにまとまる庭のデザインを心がけました。
A様が生育環境を考え植栽されたシェードガーデン。
ご竣工から継続してお庭を大切に育まれていらっしゃいます。
*印の施工例写真は、前職在籍中に担当した設計デザイン例となります。