M邸 北欧の森をイメージするガーデンデザイン
M邸は自然豊かな分譲地に佇む、自然素材を用いた北欧テイストの建物です。
流行に惑わされない普遍的なデザインの大屋根は、力強く、シンプルで美しく、どこか日本の古民家のような懐かしさを感じます。
エクステリアデザインではその建物の特徴を引き継ぎ、限りある空間に駐車スペース3台分を確保しつつ、伸びやかで豊かな自然を感じていただけるようなお庭の創出を目指します。
全景
枕木と植栽で構成するスクリーンが内と外を軽やかに仕切り、空間を引き締めます。
斜めに配置した駐車スペースにより全体のゾーニングに動きが生まれ、随所に確保された植栽帯が伸びやかな空間を創り出します。
枕木スクリーン
自然素材の枕木の木目が美しい。
ランダムな配置により柔らかな印象に。
品よく存在感を高める小さなアイアン表札。枕木に映る影が愉しい。
枕木のバランスを引き締める効果も担う。
アプローチ
樹々に包まれ、玄関へと真っすぐ伸びる天然石のアプローチ。
ご来客を迎え一日に何度も行き来するこの場所に、心地いいい空間をしつらえる。
M様ご希望のボビカーゴ(宅配ポスト)が良いアクセントに。
自然石に映る木漏れ日が心地よい。
ローメンテナンスな植栽帯
アオダモの株元に宿根草や低木を配植。
異なる葉の形、色、草丈のものを選び、小さなスペースに豊かな緑をしつらえます。
ライティング
植栽エリアに天然石と下草を照らす照明を数か所設置。
行燈のような静かな光で庭を包み、静かな時が流れる特別な空間を演出します。
主庭
アプローチから庭へと続く景色。
室内と庭を緩やかに繋ぐ白いタイルテラスは、庭に爽やかな印象を与えます。
内と外を繋ぐスリットからこぼれる緑に広がりを感じます。
枕木手前の石組みは枯れ滝を表現。
2,3年後には樹々や下草が育ち、深い森の景観を創り出すことでしょう。
枯れ沢
滝口から流れる川の景色。
日本古来の伝統である枯山水の技法を日常の庭に取り入れ、自然の景観を表現します。
続く景色
枯れ沢は庭から外へと流れてゆく。
隣家の芝生と植栽帯が繋がるように配置し、空間に広がりを持たせる。
施工前
公園の緑に包まれるM邸。建築後の景色をイメージしながら、デザイン作業を進めていきます。後記
限られた空間に自然豊かなお庭を実現されたM様。
木々の葉を透かして見る光、風にそよぐ音、四季折々の花の開花や香りを愉しみ、そして果実の収穫を心待ちにしながら植物を育てる喜びを、ご家族皆様で楽しんでいただけましたら幸いです。
栃木県宇都宮市 M邸
外構工事 (有)秋澤栄佑商店様
造園工事 (有)川出造園様
デザイン・設計 OTONOHA
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