冬の庭の愉しみ
緑陰と光に満ち溢れた季節と違い、冬の庭は寂しいと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
見方を変えると、冬ならではの美しさや、ささやかな愉しみを見つけることができます。
ビオトープ
水鉢に土と水草を仕込み、メダカを放ち3年が過ぎました。
昨年の夏には、3世代目のメダカも誕生し小さな空間に様々な生き物が共生するようになりました。
小鳥たちも水を飲んだり水浴びしたりと、入れ代わり立ち代わりやってきます。
ヒヨドリ、メジロ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ツグミ…
リビングにいながら、バードウォッチング。その姿は、愛らしく見ていて飽きません。
メダカは、水草の下でじっと寒さをしのいでいます。
黄金色に輝くイトススキ
イトススキやフウチソウなどのグラス類は、地上部が枯れても、葉は美しい弧を描いたまま越冬し、光の移り変わりとともに様々な表情を見せてくれます。
大谷石とセダム
あたたかな季節は色鮮やかなセダムですが、寒くなるとシックな色に変化します。
セダムは小さく可憐な葉ですが、意外に強健。
ジンチョウゲ
まだ1月というのに、花芽がほころんできました。
ミツマタの花芽
陽の光でを浴びて、シルバー色に輝きます。
トサミズキの花芽。
トサミズキは早春に咲く黄色の花木。
冬の庭に彩を添えてくれるヒューケラ
イワナンテン・レインボーの花芽
雨上がりの朝に撮影。
寒くてもモフモフなスギコケ。
苔は意外と強健です。
クリスマスローズ・ニゲラ
葉を避けると、たくさんの花芽を見つけます。
自身の葉で寒さから花芽を守り、開花の時を待っているのですね。
私は、下草や樹木の根を寒さや乾燥から保護するため、マルチング材として落葉樹の落ち葉を植物の足元に敷いて冬を越します。
春先にその落ち葉を避けると、球根類や宿根草が芽を出し、常緑で越冬する地被類も瑞々しい色をしています。
もうすぐ春がやってきます。
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